クリスマスというと、教会ではキャンドルサービスがありますよね。
キャンドルサービスとは、どういう意味かご存知ですか?
この場合の「サービス」は、「礼拝」を意味しています。
ですので、「キャンドルサービス」とは、「ろうそくの火を灯して行うの礼拝」
ということになります。
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聖人セント・ニコラウスがモデルといわれています。
聖ニコラウスは、紀元280年(271年や4世紀という説もあります)
小アジア(現在のトルコ)の裕福な家庭に生まれました。
ニコラウスは、幼いころより宗教者に憧れ、大人になったら
自分の受け継ぐ財産で、不幸な人を救おうと決心していました。
ミュラ街の司教となったニコラウスは、子供のころの決心を
忘れることなく、子供の命を助けたり、船を事故から救ったり
善行や奇跡を起こし多くの人を救ったといわれています。
このニコラウスが窓から投げ入れた金貨が、偶然、暖炉の横に
吊るされていた靴下の中に入ったことから、クリスマスプレゼント
を靴下の中に入れる習慣ができたともいわれています。
カトリック教会によって、聖ニコラウスはクリスマスのお祝いと
結び付けられ、それがオランダへ、そして17世紀にオランダ人が
アメリカに渡った時、その伝統もアメリカに伝わりました。
オランダで「Sinter klaas」と呼ばれていたのが、英語的な発音に
変わり、「Santa Claus」(サンタ・クロース)となったのです。
その後19世紀に、サンタ・クロースがトナカイのそりに乗って
やってきて、煙突から入って子供たちにプレゼントを贈るという
ファンタジーが生まれたのです。