日本で最初にクリスマスが祝われたのは、1552年のことと、
山口県に残る資料に記されています。
当時、キリスト教を庇護していた、領主・大内義隆が催しました。
また、1560年代には、三好義継と松永久秀とが堺で対陣していたおり、
両軍のキリシタン武士が町の大広間を借りて、クリスマスを祝おうということになり
約70人のキリシタン武士が、両軍から礼装して集まり、クリスマスを
祝ったそうです。
スポンサード リンク
★日本のクリスマス(ウィキペディア(Wikipedia)より)
歴史
日本で初めてのクリスマスは、1552年に現在の山口県周防において宣教師たちが日本人信徒を招いてのミサであった。
日本でクリスマスが受け入れられたのは、1900年に明治屋が銀座に進出し、そのころからクリスマス商戦が始まったことが大きな契機であった。大正時代になると、児童向け雑誌や少女雑誌の十二月号には、表紙をはじめとしてクリスマスにまつわる話や挿絵がたくさん導入された。1928年の朝日新聞には「クリスマスは今や日本の年中行事となり、サンタクロースは立派に日本の子供のものに」と書かれるまでになっていた(出典:『クリスマス〜どうやって日本に定着したか』)。
現代の日本では、クリスマスは年中行事として定着した。商業施設では早いところは11月上旬〜中旬からが飾られ、クリスマスセール等が行われる。店内ではクリスマスソングが流れ、洋菓子店ではクリスマスケーキが販売される。街中では街路樹に豆電球が飾り付けられる。また、庭のある一部の家庭では、庭木などに電飾を施す。
家庭のクリスマス
日本人男女を対象とした2005年の統計調査によると、クリスマスは「家族で楽しむ日」との答えが6割と圧倒的であり、クリスマスの過ごし方は「家でのんびり」が1位(50%)、「ホームパーティー」が2位(25%)と、家庭で過ごす人々が多数を占めた。家庭の子供にとってはサンタクロースがプレゼントを持って来てくれる嬉しい日である。
独身者(若年層)のクリスマス
1970年代後半からは、カップルにとっては一緒に過ごしたりプレゼントを贈る日という扱いがメディア等で観察される(Yahooクリスマス特集2005)。このような「クリスマスは恋人と過ごす日」という風潮は日本だけのものである。実際に、日本の約7割の独身男女が『クリスマスは恋人と過ごしたい』と考えている(独身男女のクリスマス動向調査)。しかし最近では独身者においても実家に帰省するなどして、家族とクリスマスを過ごす人も多い。
教育機関のクリスマス
またこの行事は幼稚園・保育所・小学校などでも盛んに行われる(通常冬休みの直前に、従って12月24日または12月25日ではないことがほとんどである)。祈りを伴った正式の形で行われるのはキリスト教系(ミッションスクール)の学校に限られる。
祝日化
また、クリスマスは多くの国で祝日となっているが、日本でも祝日にしようという話がある。祝日となれば12月23日(天皇誕生日)と25日に挟まれた24日が国民の休日となり3連休となる。さらに、年によっては21日から5連休となり、しかも、その後すぐに年末年始休暇となるため、(有給休暇などを上手く利用すれば)15連休前後の長期休暇が取りやすくなるという利点がある。しかし、憲法が規定する政教分離の原則から、特定の宗教の記念日を祝日とすることに対する抵抗があり、現状では実現の見通しは全くたっていない。
キリスト教が後世に伝来した日本以外のアジア諸国でクリスマスを法定祝日とする国では、古くから信仰される宗教への配慮から、他の宗教の記念日もクリスマスと同等に法定祝日とする場合がある。